groongaストレージエンジンの近況

8月下旬にver0.1テストリリースが行われてから1ヶ月弱が経過しました。

まだver0.1であるにもかかわらず、案件への投入を検討して問い合わせを下さった方がいらっしゃったりとか、思った以上に反響をいたいだております。ありがとうございます。

開発の方は相変わらずのんびりとしたペースで進んでおりまして、、、おりまして、、と思っていたらgroonga本体の方はver1.0の安定版がリリースされました!

これはストレージエンジンの方も開発速度を上げていかないといけないなと思っていた矢先、なんと最近DeNAへ転職された松信さんからgroongaストレージエンジン用のinformation_schemaプラグイン導入パッチを寄付いただきましたー!

information_schemaプラグインというのはpluggable storage engineなどと同様にMySQL 5.1で追加されたプラグイン機構の1つでして、MySQLメタデータベースであるinformation_schemaを拡張するためのものです。

TritonnではParserに手を入れて"show senna status"などの独自コマンドを追加実装して、Sennaのインデックス情報を参照できるようにしていましたが、groongaストレージエンジンではMySQL本体に対しては手をいれないため、information_schemaプラグインなどのような仕組みを利用して独自情報を参照できるようにすることとなります。

groongaストレージエンジンのinformation_schemaプラグインは今のところまだ入り口だけ実装された感じですが、どのようにコードを書いたらinformation_schemaプラグインを実装できるのかについては大いに参考になると思います。

松信さんによるパッチのcommitはこちらです!松信さんには今回のパッチ寄贈を機にgroongaストレージエンジンのコミッタになっていただきました。

また松信さん以外にもgroongaストレージエンジン開発プロジェクトではかなり強力な開発者の方にもJOINしていただく予定になっております。開発速度はこれで上がるかもしれません!?

さて、groongaストレージエンジン開発プロジェクトでは開発メンバーを募集しております。

「開発者向け情報」なるページも最近UPしましたので、もしご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご覧下さい。