分散トランザクション処理

そういえば僕が社会人一年目かつSE一年目となったのは2002年の春.そういうわけで,21世紀デビュー組なんだよね.世の中にトランザクション処理が登場したのは1969年IBMのSystem/360上で動く,CICSが最初.それ以来,数十年の試行錯誤を経て,例えばJ2EEJTAといったような形になっているわけで.そりゃ〜,わからんてもんですよ.

ということでエンタープライズシステムにおけるトランザクション処理の歴史と変遷について整理してみた(仕事).

  1. CICSに代表される集中管理型の時代
  2. クラスタによる水平分散型,あるいはミニコンによる垂直分散型の時代
  3. クライアント/サーバシステムによる水平・垂直分散型の時代

詳しくは書かないけど,CICSからJ2EEまでの30年間に,かなり試行錯誤があった.C/Sシステムで一応の帰着を得るわけだけど,TPモニタのポータビリティという点がまだ弱点として残り,次の世代としてJ2EEJTA)が求められる,と.

J2EEを作ったSunのエライ人達は,そういった歴史的過程の中にいた人達だから,アタリマエのように"J2EEかくあるべき"という考えのもとにJ2EEをバシバシ設計していったんだと思うんだけど,それを知らない世代からすると,ムズカシイ.