Java Virtual Machine

JBossのクラスローダアーキテクチャについて勉強をしていて,前回の日記に書いたようなものとかに出くわしたわけだけど,自分にとってはやはりすごく難しく,どうも消化不良な状態.

以前Javaのスレッド実装について調べたときも,どうも最後までしっくりいかなかった部分があったり,ヒープ領域/メソッドエリア/パーマネント領域とかの話になるとどうも厳密は話が出来なかったりというのがあった.

そいつもこいつも,やはり根源はJVMで,こいつをちゃんと分かっていないのがこの一連の気持ち悪さの原因というのを改めて感じた.

しかしながら,JVMに関しての情報で得られるものといえば,Java Virtual Machine仕様書くらいなもので,どーしたものかと振り出しに戻っていた.(つまりループ)

「まあJVMオープンソースじゃないから情報もやっぱないのかなー」

と理由をつけて泣き寝入りをしていたような感じだったのだけど,なんと今日,見つけてしまった.

http://www.artima.com/insidejvm/ed2/

世の中やっぱすごい人がいたもんだ.JVMについて設計者・実装者的な視点で説明してる文章を書いてアップしてるし.こういうのをぽーんと出せるのって,すごいね・・・.orz

(後で分かったのだが,本を出しているらしい.この文章はその原稿.とりあえずAmazonに注文しといた.)

僕は日本人を見くびりすぎているでしょうか? 日ごろから感じていることだけど,ソフトウェアエンジニアリングの世界では,日本は世界(というかアメリカか)に対して遅れをとり過ぎている感じがしてどうしょもない.これに限らずこういう情報というのは,日本人から発信されているのを目にしたことが無い.昨日読んだ新聞か何かに,日本は世界のトヨタに相当するような企業をソフトウェア産業にも出現させることをできるか?というような記事があった.答えは,とーーーーーーぶんNoです.なぜ,日本はこれほど遅れをとってしまったのでしょう.まあ僕にもその責任が既にあるといえばあるのですが.ほんとどうにかしたいです.