--with-mysqld-ldflags=-static

通常、MySQLに限らずC/C++等のネイティブな言語で書かれたプログラムをビルドする際には、依存ライブラリに対してstaticなリンクを行う方法とdynamicなリンクを行う方法の2つの方法がコンパイラから提供されています。

MySQLでは「全部Staticで」「全部Dynamicで」の2つに加えてさらに「システム系のライブラリはdynamicリンクでアプリケーション系のライブラリはstaticリンクで」という方法が用意されています。

下記のconfigureオプションに"-static"を指定するとそうなります。

./configure --with-mysqld-ldflags=-static --with-client-ldflags=-static

ここで"-all-static"と指定すると「全部Static」になり、上記2つのオプションをそれぞれ指定しないと「全部Dynamic」になります。

"-static"の場合は、libsennaなどのアプリケーション系のライブラリはmysqldバイナリに同梱されます。一方、libpthreadやlibcなどのシステム系ライブラリはdynamicリンクが行われます。

MySQL+Sennaでは、どこかでバイナリをビルドして別の場所へ持っていくとかする場合にいいかもしれません。