に再挑戦(2)
数日ぶりに再開。ふむ。忙しかった。
とりあえずdistの中身が気になる。make worldによってどんな生成物ができるのかをチョット整理したい。
たぶん、RHEL5とかSuSE10とかのインストール時のパッケージ選択の時に「仮想化」を選ぶとXenもインストールされるわけだけれども、どんなファイルがどんな場所に入っているのか、RHEL5からだと他のファイルもいっぱいあるのでわかりにくい。でもdistならXen関連のファイルだけだからすぐにわかる、というつもり。
ディレクトリとファイルの構成
というわけでまずは概要からみるために、どんなディレクトリがあるか。dist/installを/と読みかえて下さい。
ディレクトリ | ファイル数 | どんなファイルが入っているか |
/boot | 14 | vmlinuz-2.6.18-xenとかvmlinuz-2.6.18-xenUとかvmlinuz-2.6.18-xen0とかカーネルイメージファイルっぽいのがごろごろ |
/etc/hotplug | 1 | xen-backend.agentというシェルスクリプトのみ |
/etc/init.d | 2 | xendとxendomainsシェルスクリプト |
/etc/sysconfig | 1 | xendomainsというkey=value形式のテキストファイル |
/etc/udev | 1 | xen-backend.rulesという謎のテキストファイル |
/etc/xen | 10 | xend-config.sxpとかいろいろ設定ファイル系? |
/etc/xen/scripts | 26 | よくわからないけどシェルスクリプトいろいろ |
/lib/modules/2.6.18-xen/kernel | 1576 | カーネルモジュールっぽいやつ多数(.koファイル) |
/usr/bin | 17 | xenstore-***とかxentrace_***とか謎の実行ファイル(ELF形式)。 |
/usr/include | 72 | ヘッダファイル多数 |
/usr/lib | 5 | libxenstore.soとかlibxenguest.soとかの共有ライブラリ。 |
/usr/lib/fs | 5 | ファイルシステムイメージとかの共有ライブラリ。 |
/usr/lib/python/xen | 296 | pythonスクリプトっぽいのが多数。 |
/usr/lib/xen/bin | 7 | xenconsoleとかの実行ファイル(ELF形式) |
/usr/sbin | 17 | xenbaked,xenconsoled,xenperf,xenstoredなどのELFファイルとxend,xmとかのpythonスクリプト |
/usr/share/xen/qemu/keymaps | 36 | 各種キーボードのキー配置定義用のテキストファイル? |
/usr/share/man | 6 | man1とかman8のためのファイル |
部分別ビルド
いっぺんにいろいろやろうとしたら作業ボリュームが膨らんだので、部分別にビルドしてできたものを見ていくことに。
ビルドの依存関係からビルド対象を最小化
- world ==> clean, kdelete, dist
- dist ==> dist-xen, dist-kernels, dist-tools, dist-docs
ということで別々にやってみる。kernelのビルドは時間がかかるね。もっと速いマシンが欲しいなぁ。