マクロのメモ

Pluggable Storage Engine実装に向けての知識強化のためのメモ。configure.in関連。

マクロ 説明
AC_INIT(filename) Autoconfの初期化の実行。引数のfilenameはディレクトリが正しく指定されていることを確認するために使用される。
AC_CONFIG_AUTH_DIR(directory) config.guess/config.sub/install-shなどの補助スクリプトの位置を指定。
AM_CONFIG_HEADER(header-list) AC_CONFIG_HEADERと同じ。Automake用。configureによって生成するいわゆるconfig.hファイルの指定。
AM_INIT_AUTOMAKE(package,version) Automakeの初期化の実行。パッケージ名とバージョンを指定。シェル変数として設定される。
AC_PROG_CC Cコンパイラが使えるかどうかをチェックし、シェル変数に設定する。
AC_PROG_CXX C++コンパイラが使えるかどうかをチェックし、シェル変数に設定する。
AC_PROG_CPP Cプリプロセッサが実行するコマンドに設定。
AC_PROG_GCC_TRADITIONAL ioctlを使うコードをコンパイルするための配慮。
AC_SUBST(name) シェル変数の名前を表すひとつの引数を取り、configureの最後の段階で@name@形式の文字列を変数の値で置換する。
AC_C_CONST Cコンパイラがconstキーワードをサポートしている場合にはconstを残し、そうでない場合にはconstを空文字に置換する。
AC_TYPE_SIZE_T size_t型を検索し、システム上に定義去れていない場合にはマクロとしてunsignedに定義する。
AC_CHECK_HEADERS(header-list) 引数のヘッダを検索し、見付かった場合にはHAVE_HOGE_Hを定義する。
AC_OUTPUT(files) configure.inの最後に呼び出す必要がある。filesで指定された各ファイルを作成する。デフォルトではhogeに対してhoge.inファイルをテンプレートとして読み取る。