クラスタ検証 続報6

JBossではCommit Optionの設定を行うことで,CMPエンジンがキャッシュをどれくらい利用するかを指定することが可能です.Commit OptionをAにすると,凄く速いわけですが,Aの前提である「テーブルを更新するのはそのCMPエンジンのみ」をクラスタリングでは守れないため(複数Nodeだから当然),CMPエンジンのキャッシュ機能が利用できなくなる,と思っていました.

しかし違うようです.分散キャッシュ機能はJBoss4.xにならないと使えませんが,実はJBoss3.xの段階でCache Invalidationという機能が実装されているようです.

→JBossCacheをJBoss3.xで使う方法が全く無いのか,がんばればできるのか,については不明.

Cache Invalidation(キャッシュ無効化)とは,更新が発生したときにそのCMPエンジンが他のCMPエンジンに「おまえが持っているキャッシュを無効化しろ」とメッセージを送る機能のようです.これはCommit Option = Aと組み合わせて使用されます.

今回の記事作成ではそもそもCache Invalidationについては最初から対象外だったので実機検証もやってませんでしたので気づくのが遅れました.