標準SQL92 トランザクションについての定義

分離レベルがSERIALIZABLEで動作していて，複数トランザクションの同時実行の結果として直列可能性（シリアル性）が保証できなくなった時に，RDBMSはどのように振舞うべきかについて確認するため，ANSI標準SQL1992の該当部分の和訳を作成しました．

結論としては，直列可能性が保証できなくなった時に，暗黙的にロールバックを行ってトランザクションをそこで終了させても良い（逆に行わなくても駄目ではない）ということです．MySQL(InnoDB)は前者，Oracleは後者です．

抜粋原文と和訳を以下に公開します．

※ダウンロードしてからテキストエディタで見ると読みやすいです．
※和訳については一部省略している個所があります．