Microsoft Jet Database Engine
Microsoft Access用に開発されたWindowsプラットフォーム用の組み込み系RDBMS.
一つの論理的なデータベースを*.mdbファイル形式で保持する.Jetエンジン本体はDLL一枚で,およそ1.4MBと軽量.
現在はIE等と同様,OS(Windows)に統合されておりWindowsがインストールされているマシンであればこのRDBMSもインストールされている.
ODBCインタフェースを持っているので,Microsoft Accessに限らず,広くアプリケーションからの利用が可能.Javaから使用する場合には,JDBC Type1(JDBC-ODBCブリッジ)を使用する.
機能としてのトランザクション機能はあり.
スケーラビリティやハイアベイラビリティを要求する場合にはこの手のプロダクトは推奨はしない.
WindowsOSのライセンス料金に含まれているので,SIで使用する場合にはこれによる追加料金は発生しない.
Java系での似たようなコンセプトのプロダクトは,HSQLDB(オープンソース),Derby(オープンソース),Cloudscape(IBM商用)といったところ.
Jetエンジンは上記他のプロダクトに比べると公開されている技術情報が著しく少ない.そのためSIで使用する場合,Microsoftへかなりの有償サポート料金を支払うことになる可能性あり.