JBoss for Advanced J2EE Developers Overview
JBoss認定コンサルタント(JBoss認定ディベロッパーに改称した?)の前提条件である"JBoss for Advanced J2EE Developers"の受講が終わりました.ということで概要を以下にまとめます.
形式
- スライドを使った講義80%、演習課題20%くらい
演習は基本的に既にほとんど仕上がっているサンプルにちょこっと手を加えてAntでコンパイル、パッケージング、デプロイみたいな感じ.それほど内容を理解していなくともとりあえず動かせるので,本トレーニングで初めて触った機能の場合は復習が絶対必要.
内容
- とりあえず導入ということでJBoss関連いろいろ
- JMXとマイクロカーネルについて、XMBeanの説明とか
- StandardMBeanの作成とデプロイ演習とか
- デプロイヤアーキテクチャについてほんのちょっとだけ
- クラスローダアーキテクチャの説明、ちょっとした議論になる
- Smart Proxy(クライアントサイドInterceptor)の説明、結構詳しく
- サーバサイドInterceptorの説明、TxInterceptorCMTのソースとかもちょっと紹介
- Interceptorについては総じて時間が割かれていた
- Interceptorを使ったログ出力の演習とか
- EJBコンテナの説明(Interceptorからの流れで)
- EJB3の説明、サンプルコード紹介、演習も有り
- JBossAOPについての説明、サンプルコード紹介、演習も有り
- JGroupsについての説明
- JBossCacheについての説明、演習も有り
- JBossCacheAOPについての説明、演習も有り
- JBoss Clustering概要説明、演習も有り
- JBossMQについての説明、演習
- JAASとJBossSXについての説明、演習
- チューニングについての簡単な説明
書き出したら長くなってしまったのではしょって書いたけどこんな感じ.
EJB3、JBossAOP、JBossCacheAOPなどの新しい実装についての内容だけで1日分以上のボリュームと、かなり最新機能対応していた.
講師がJBossCacheのBen Wang氏ともう一人、Damon氏(担当失念)だったのでJBossCache関連のボリュームが少し大きくなったのかな? Admin_Develの項目と比べてみるとJNDIを焦点とした内容がなかったことに気づく.
もちろん英語でのトレーニングなので、上記の話題にある程度前提知識がないとどれもつらい.うちの場合はクライアントサイドInterceptor、JBossAOP、JBossCache、JBossSXあたりが弱かったのでその時間は辛かった(頭いたい).というかJBossAOPがほとんど消化できてなさげ.復習しないと・・・.
チューニングについてはちょっと触った程度.これに期待して受講するのはやめたほうがいい.
国民性なのだろうか.ロシア人受講者がひとりでかなり質問をしまくって,Benが(内心)切れかかっていたようだw 何を説明しても懐疑的で、たまに良い議論に発展することもあるのだけどね.しかし質問の仕方、質問への回答への再質問の仕方が非常に冷静で(雰囲気が)、これはこれで参考になる.