名前付きパイプによる高速化

Connector/Jはまた、Windows NT/2000/XP上でプロパティ'socketFactory'に'NamedPipeSocketFactory'を指定することで名前付きパイプを用いてMySQLへ接続することが可能です。'namedPipePath'プロパティで指定しない場合、デフォルトでは'\\.\pipe\MySQL'が使用されます。NamedPipeSocketFactoryを使用する場合には、JDBC URLで指定したホスト名およびポート番号は無視されます。

以下のプロパティを追加することでNamedPipeSocketFactoryが利用可能です:

socketFactory=com.mysql.jdbc.NamedPipeSocketFactory

名前付きパイプは同じマシン上にあるMySQLサーバに対して接続し、またその接続するJDBCドライバが1つだけである場合にのみ機能します。シンプルな性能テストの結果では、名前付きパイプを使用した場合、標準的なTCP/IPによる接続と比べて30%から50%ほど高速という結果がでています。

com.mysql.jdbc.NamedPipeSocketFactoryあるいはcom.mysql.jdbc.StandardSocketFactoryを拡張して独自のSocketFactoryを作成することも可能です。